「だから、前野が捕まってサツにアマの携帯を差し出しても、真犯人を立証するのは難しいと。……まっ、俺が正直に高値を言ってたとしても、アマとの恋愛を選んだろうよ」

「私もそう思うわ。あなたの業者の倉庫を初めて見せてもらった時、数多の盗まれた携帯電話が埋もれていた。一体何人の盗人が日本にいるのって感じ。……その中から見つけた一つの携帯」

「それは、前野が昔なくした携帯だった。そして俺はたまたま前野の友人だったと」

「彼なら罠にかかるって確信したわ。無名だった頃からアマに目をつけていたんですもの。心底ファンだって分かったわ」